2007年04月03日

ハゲタカ:真山仁

【気に入り度】:★★★★★★★★★★ (最高★10個)
【キーワード】:バブル後の日本経済、ハゲタカファンド
【私的な印象】:とにかく面白い。
【読むペース】:一気読み

著者名:真山仁(著)
出版社:講談社
出版年:2006.03
ISBN :9784062753524

NHKのドラマで知った。直感的に本で読む方が面白そうと思った。
そこでドラマは見るのをやめて本を読むことにした。
今年読んだ本の中では今のところbPに面白かった。
投資ファンド運営会社の社長を務めるゴールデン・イーグルの異名を持つ主人公が、バブル崩壊直後の日本で、企業を買収、再生させることで業績を伸ばしていく話。

著者名:真山仁(著)
出版社:講談社
出版年:2006.03
ISBN :9784062753531

この小説には色々な面白さが含まれている。
一つは、冷静沈着で大胆かつ細やかで判断が正確な主人公の活躍を描くヒーロー物語の一面。 (元々、ニューヨークでプロのジャズピアニストをめざしていた大阪生まれの日本人。冷徹な面も持っているので、どちらかといえばダークヒーロー的なイメージが強い)
二つ目は、冷静沈着な主人公がなぜか熱くこだわるある事件の真相をめぐるミステリー的な一面。
三つ目は、バブル崩壊後の銀行の姿、それ以前からもっている銀行や日本企業の体質と外資ハゲタカファンド。これらを描くなかで日本経済の問題点を提起する社会的な一面。果たしてハゲタカファンドとは日本経済にとって救いの神なのか悪魔なのか?
四つ目は、第2の主人公といえる日光の老舗旅館の娘と主人公と因縁の関係をもつ"三葉銀行"の行員が、主人公を含めそれぞれが交差する人間模様を描いたストーリー。

この要素が絡み合ってストーリーが展開していき、より深みが有り、飽きさせない作品になっている。
特に三つ目の要素については、もちろんフィクションなので現実とは異なるのだろうが、使われている企業の名称も"UTB”となる"三葉銀行"など、現実をにおわせるような名前で、あのころのニュース報道とあわせて考えると、不良債権処理の裏でどんなことが起こっていたのか、長銀の破綻や銀行合併はどのようにして行われたのかが垣間見えるようで面白い。この手の話が難しくてよく分からないと思っている人にも物語にそった簡潔な説明になっているので分かりやすいのではないかと思う。

続編があるのですぐに本屋に直行。
posted by Hotice at 13:32| Comment(0) | TrackBack(3) | 真山仁
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。

インド株式ファンド運用リターンがほぼマイナス
Excerpt: 第1・四半期は、2月末に起きた世界同時株安、国内インフレ、金利上昇などを受けた結果、インド株式市場のSENSEX指数
Weblog: インド株で資産運用!インド株入門
Tracked: 2007-04-03 16:52

ハゲタカ DVD-BOX
Excerpt: ハゲタカ
Weblog: ハゲタカ DVD-BOX
Tracked: 2007-04-05 12:59

ハゲタカ
Excerpt: 第1話 日本を買い叩け!金に踊らされたのは誰か1/1第2話 ゴールデン・パラシュート 1/1第3話 終わりなき入札・激突!外資ファンド対銀行1/1第4話 激震!株主総会・再生への誓い1/1第5話 ホワ
Weblog: YouTube情報局
Tracked: 2007-04-22 22:35