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【気に入り度】:★★★★★★★★★★ (最高★10個) 【キーワード】:バブル後の日本経済、ハゲタカファンド 【私的な印象】:とにかく面白い。 【読むペース】:一気読み |
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著者名:真山仁(著) 出版社:講談社 出版年:2006.03 ISBN :9784062753524 | ||
NHKのドラマで知った。直感的に本で読む方が面白そうと思った。
そこでドラマは見るのをやめて本を読むことにした。
今年読んだ本の中では今のところbPに面白かった。
投資ファンド運営会社の社長を務めるゴールデン・イーグルの異名を持つ主人公が、バブル崩壊直後の日本で、企業を買収、再生させることで業績を伸ばしていく話。
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著者名:真山仁(著) 出版社:講談社 出版年:2006.03 ISBN :9784062753531 | ||
この小説には色々な面白さが含まれている。
一つは、冷静沈着で大胆かつ細やかで判断が正確な主人公の活躍を描くヒーロー物語の一面。 (元々、ニューヨークでプロのジャズピアニストをめざしていた大阪生まれの日本人。冷徹な面も持っているので、どちらかといえばダークヒーロー的なイメージが強い)
二つ目は、冷静沈着な主人公がなぜか熱くこだわるある事件の真相をめぐるミステリー的な一面。
三つ目は、バブル崩壊後の銀行の姿、それ以前からもっている銀行や日本企業の体質と外資ハゲタカファンド。これらを描くなかで日本経済の問題点を提起する社会的な一面。果たしてハゲタカファンドとは日本経済にとって救いの神なのか悪魔なのか?
四つ目は、第2の主人公といえる日光の老舗旅館の娘と主人公と因縁の関係をもつ"三葉銀行"の行員が、主人公を含めそれぞれが交差する人間模様を描いたストーリー。
この要素が絡み合ってストーリーが展開していき、より深みが有り、飽きさせない作品になっている。
特に三つ目の要素については、もちろんフィクションなので現実とは異なるのだろうが、使われている企業の名称も"UTB”となる"三葉銀行"など、現実をにおわせるような名前で、あのころのニュース報道とあわせて考えると、不良債権処理の裏でどんなことが起こっていたのか、長銀の破綻や銀行合併はどのようにして行われたのかが垣間見えるようで面白い。この手の話が難しくてよく分からないと思っている人にも物語にそった簡潔な説明になっているので分かりやすいのではないかと思う。
続編があるのですぐに本屋に直行。
